英語を話したいから自分なりに勉強してるけど全然上達した気がしないし、いっそ海外に飛び出した方がいいのはわかってるけど、海外に住む勇気も学校に通うお金もないなあと言う人の為に、語ります。
結論ファーストで行くと、マニラに住んで学校には行かない！
有り余るお金は持っていましたその当時。そしてフィリピン留学なんて英語圏の語学学校に通うのに比べたら全然安いのもわかってました。
ただどうしてもみんなが寄ってたかって同じサービスを消費しているのをみると、昔から「もっといいのあるんじゃないか？」って疑うくせがあったんです。
それで色々リサーチしてた時に見つけた情報によると、どうやら全然お金をかけずに英語を勉強できる方法があるらしいとのことで、一路マニラへ。
読者の方もセブとか王道を検討してる人が多いと思いますが、英語の話せない日本人が海外で日本人を見つけると、どうしても日本人同士で日本語で話して安心感を感じたがってしまうというのは、ちょっとやそっと意思の強い人でもこれはもはや本能レベルの行動ですので避けられません。
マニラでは本当に日本人に会いませんでした。でもどうしてマニラ？それは、フィリピン大学があるからです。
厳密にはマニラ市街から少し離れたケソンという地域にありますが、このフィリピン大学は日本でいう東京大学のような位置づけで、つまり優秀な学生のみが集まるスーパー大学。
ここの運営に手作りのチラシを持って行きました。
そのチラシには
「家庭教師募集 日本人男性です 時給200円 場所はショッピングモールフードコート 電話番号XXX-XXXX-XXXX」
とだけ書いて、100部を校内の掲示板に自由に貼っていいという権利を運営センターでもらいました。少々のお金は払ったと思いますが、それも微々たるものです。
お気付きの人もいるかもしれませんが、フィリピンの物価はとてつもなく安いです。
ただ、普通のフィリピン留学は客向けの料金になっているので、英語圏の語学学校に通うのに比べたら全然安くても、学校側の利益の幅が大きいだけで、客側からすればもっと削れるところはあるはずなんです。
チラシを貼った翌日、メールがたくさんきました本当に。首都マニラでも最低賃金は日本円で日給1050円ほどだと考えると、学生さんにとっては割のいいアルバイトになるというカラクリです。
看護士さんでも月収3万円に満たないとか。ローカルの食堂で食べれば150円でお腹いっぱいになります。
さて、応募してきてくれた学生さんたちを呼んで面接をしました。
その時点での僕の英語力は本当に下の下の下だったんですが、なんとかそこは雇い主というポジションを生かして切り抜けましたよ。(もちろんある程度準備はしましたけどね)
その中から印象のよかった男の子一人と女の子一人を選んで家庭教師をしてもらうことになりました。
ちなみにその間は、マニラのゲストハウスに宿泊していたんですが、探せば一泊1000円以下なんてザラにあります。
日本人には馴染みのない２段ベッドが並ぶドミトリータイプではあるんですけど、そこで出会う海外からの旅人との出会いもまた英語の勉強に一役買ってくれます。
超初期段階で上達への近道は、嫌でも英語でのコミュニケーションに自分をさらすこと
嫌ですよね。だって話せないんだもん。何が嫌かってわかったふりするのも嫌だし、何回も聞き直すのも嫌だし、とにかくストレス。わかります。
でも、それは避けては通れません。何故英語を話したいと思っているのか思い出してみてください。周りの今ペラペラな人たちも、最初はみんな話せなかったんです。
周りと比べることが辞められないのなら、「他人と比べるのを辞める方法」とかでググって同時進行で対処した方が英語学習にもいい影響を与えることは間違いないです。
さて家庭教師ですが、相手が学生なので午前アポ取れたり午後ならいいよーっていう場合があったり、そこは臨機応変にこちらも空き時間には自習しながら、ゲストハウスで紹介してもらったフィリピン人の元英語教師にも週に何度か個人レッスンをしてもらったり(それでも時給300円とか)、日々めまぐるしく過ぎて行きました。
夜は何をしていたかというと、歓楽街の売春斡旋バーへ、これまた英語で話すという為に出かけていました。
ちなみに、絶対嘘だと周りに言われるんですが、僕はお金が絡むセエクスがどうしても嫌いというか楽しめないので、春は買わずじまいでした。
それでも相手は商売ですから、勢いよくコミュニケーションをとろうとしてくれるので、実はこのナイトスタディーが一番英語が伸びたんじゃないかと思ってるぐらいです。
こうして振り返ってみると、マニラに滞在していた数ヶ月の間は文字通り英語漬けでしたね。
子供がお母さんとマンツーマンで言葉を徐々に覚えて行くように、英語を志す人も、英語で自分に意識を向けてくれる相手をいかに周りに置けるかが勝負になるんです。
まとめ
ダイジェストでお送りすると、
まずマニラに行って安い宿に滞在する。
家庭教師を雇いながら空いた時間は座学に励む。
夜は遊びながら更に英語にどっぷり浸かる。
飯はローカルレストランで食べる。
こんな感じです。
治安が悪い悪い言われてますが、マラテやマカティ等そう言われている地区を夜な夜な徘徊していましたが、何も問題ありませんでした。考え過ぎても思考停止してしまうだけなので、行動あるのみ！
ちなみに4ヶ月滞在していて最後の3週間だけ復習の意味で学校にも通ってみたので、こちらもチェックしてみてくださいね。
