英語の世界は本当に奥が深いんです。何もわからない初心者の頃は簡単にコミュニケーションが取れている全員が「うわーペラペラだー!」と思っていましたが、今となってみるとかなり怪しい芸能人とかもたくさんいます。というわけで今回は、英会話レベルの基準を順を追って解説したいと思います。
ド素人期
簡単な日常会話もままならないレベルです。
挨拶程度はできますが、this is〜やI am〜等は出てくるがそれ以外はほぼ出てこない。もちろん英語の語彙力にも関わりますが、パーソナリティーにも大きく左右されます。
だって知っている単語を並べるだけでもコミュニケーションは成立する場合がありますからね。
しかし、基本的には英会話=怖いという域を脱せず、楽してペラペラになりたいなー何かいい方法ないかなーというとんでもない思い違いを抱いたままの時期とも言えます。
海外旅行慣れ期
海外旅行を何度か経験することによって、特定のパターン内(ショッピング、機内等)であれば受け答えのパターンが何種類か形成されてきた時期です。
一緒に旅行に行く友達からはかなり重宝され、羨望の眼差しを向けられて英会話のレベルアップにますますモチベーションを高めたりします。
しかし、やはり蓄積しているパターンがあまりにも局所的なので、何気なく出会った人との英会話では言いたいことが全然出てこないのでイライラすることも多いでしょう。
成長期
何度も積み重ねた自分の得意な分野での会話や自己紹介等は滞りなく会話が流れて行く時期です。
日本語でもそうですが、10人いれば10パターンの語彙があり、これらは勉強してきた教材や親しくなった友人の影響が大きいため、まだまだ日常会話は問題ありません、とは言い難い時期でもあります。
しかし、見方によると、気の合う友人とならコミュニケーションが取れてくる頃なので、英語学習が楽しくなってくる時期でもあります。
第一ペラペラ期
まだリラックスはできないものの、自分の意思を伝えることと、最低限のリスニングスキル等が同時に一定水準を満たして、ついに私英語喋れるようになりましたお母さん!と感動する時期です。
ほとんどの日本人はこのレベルの英会話を聞いても、すごい!ペラペラだ!と感銘を受けます。
しかし、実はやっとマラソンシューズの靴紐を結んだぐらいです。この先に42.195kmも待っているとは思いもしません。
分かれ道期
ここから先に足を運ぼうとする人は少なくなります。こんなはずじゃなかった。はっきり言ってナメてた。それが正直なところでしょう。
人によってはド素人からここまで3ヶ月程度で到達も可能です。ただやはり留学やワーホリを経験しても、勉強に割いた時間や日本語を使わなかった時間等次第で、1〜2年経って気付いたらまだこの時期から抜けられてないという人も大勢います。
そうなったら挫折してしまうこともあります。
ご褒美期
分かれ道で挫折せずに英語の勉強を継続したということは、何か強い意思があるのでしょう。そのご褒美と言わんばかりに、ここから心を開ける友人ができたり恋をして関係を深めたり、そう言った普通のことが普通に加速して行く可能性が高まります。
もちろんそれ以前にも起こることなのですが、レベルが違います。やはりコミュニケーションの土台は言語ですので、人間と人間が十分に分かり合うためには最低でもこのレベルは必要不可欠と言えるでしょう。
しかしまだ英会話中には、戸惑いやごまかしが見受けられます。
真の日常会話期
日常会話程度なら〜と色々なこと場面で聞きますが、本当の意味で日常会話をコンプリートするのはこのぐらいの時期だと個人的には思っています。
ごまかしがほぼなくなる=「なんて言ったのか分からない時は聞き返すのが普通に癖づいていて、ちゃんと自分の言い回しで相手に確認を取れて、且つ、自分の意思を的確に相手に伝えられる」という意味では、日常会話も結構高度だったりしますので。
上級者期
この辺からやっとペラペラと言っていいんじゃないですかね。専門的な語彙にはまだ不足がありますが、自信と共に英語を”操っている”といった印象を受けます。日本語の時のパーソナリティーとは別の英語版のパーソナリティー(キャラクター)が確立されてくる頃でもあります。しかしここで感のいい人は気付きます。上には上がいるということを。
ガチペラペラ期
ネイティブの高速マシンガンでしかもどんな話題でも対応でき、且つTPOに合わせて言葉遣いを変えたり、とにかく絵に描いたような英語ペラペラとはまさにこれといった時期です。ここまでくると、自分には何が足りないのかを探す方が難しそうですね。
ただのネイティブ
英語を完全に理解している状態。もはやただの外人です。ここに到達する人はおそらくほとんどいないでしょうね。僕は目指していますよ!
まとめ
初心者だからこそ、英語の奥深さを先に知ることによって自分の位置を確認しつつ突き進んでいけるんじゃないかと思い作成しました。
兎にも角にも、言語学習は長期的な視野で「継続は力なり」です。
人それぞれペースは違います。周りと比べる必要はないですし、常に自分の満足できるレベルで英語が話せるようになった姿をイメージし続けることが大切ですよ。
一緒に頑張って行きましょう!