英語を学び始めて、難しいなあと思っている人に朗報です。私たち日本人はアジアの他のどの国よりも英語の下地があるので、とにかく力を入れるべきは「読む、書く、聞く、話す」の内の「話す」だけでOKです。
義務教育で英語に触れていたことは無駄ではなかったということですね。ただ話すのには発音から学ぶのが一番の近道です。今回はそれを見ていきましょう。
目次
日本語がおもちゃのピアノだとしたら、英語はグランドピアノ
何の話だと思うかもしれませんが、日本語と英語で使われている音数の例えです。
日本語は圧倒的に音数が少なくて、例えるなら小さい子供が遊ぶおもちゃのピアノぐらいの鍵盤の数しかありません。
それに対して英語は、例えるなら世界基準のグランドピアノぐらい鍵盤の数があります。
極端な例ですが、何が言いたいかというと、おもちゃのピアノでは弾ける曲がかなり限られてしまうということです。
ここで言う弾ける曲というのは=英語の発音つまり、表現の幅と言い換えられます。
小さい子供がおもちゃのピアノで何かの曲を弾こうとしていたら何の曲かはわかるかもしれませんが、
それは弾いているのが子供だから許されるわけであって、ネイティブと対等な関係を築きたいと思ったら必ずグランドピアノを手に入れるしかありません。
早かれ遅かれこの問題には直面することになると思うので、発音の勉強は最初のうちから始めた方が効率がいい道を辿れます。
カタカナ発音に洗脳されている日本
日本人は本当に優秀な民族です。
ひらがなカタカナ漢字、引いてはアルファベットまで自国の文化として吸収発展させてきました。
ただそこには悪い面も生まれていて、カタカナ発音と英語の本来の発音があまりにかけ離れているパターンが多くてそれに既に洗脳されているため、ゼロからのスタートではなくてマイナスからのスタートがちらほらあるんです。
これは上記でもお話しした通り、「おもちゃのピアノで無理やり表現しようとした」ため、それを本場で演奏すると、何の曲を弾いているのかすら伝わらないということがあるということ。
例えば、チケットやトマト。これらはそのまま発音してもほぼ伝わらないでしょう。
チケットのチの音だと、間違いなく”chi”の綴りで相手に伝わるため、まさか”ticket”だとは思わず何ならチキンのこと?と真顔で聞かれる始末。正しくはティケッ_です。
トマトはもう有名ですね。トメイロォゥ。
こうしてカタカナにするとちょっと気持ち悪かったりしますが、それもそのはず。
だって今までの「自分の言語の音」という概念を覆しながら新しく作り上げていかなくてはならないからです。
基本的には口が楽をしたがるのは地球上どこでも同じ
あ、すいません😅
「口」で検索してこんな画像を勝手にダウンロードしていましたすいません。
例えば日本語でも音を発音しやすく滑らかにするために、
「〜くれない?」が「〜くんない?」と変化したり、
「やればいいよ」が「やりゃいいよ」と変化したり、
ちょっと例がカジュアルすぎるかもしれませんが、こういったほぼ共通の変化形というものも英語にも見られます。
It’s going to be→ It’s gonna be
I got to go → I gotta go
英語初心者の段階で最初に意識するべきルールとしてはかなり重要なものになります。
A, 意味を知らないし発音もできない
B, 意味を知らないけど発音はできる
C, 意味は知ってるけど発音はできない
D, 意味も知っていて発音もできる
みんな最初はAです。
それがBかCを通って最終的にDになるわけなんですが、
単語を覚えるという勉強が意味を知る勉強だとしたら、それと同時に発音も必ず勉強しないと、”英会話”においては意味を暗記したところでほとんど役に立ちません。
本を読んだりするのであれば暗記した意味が出てくれば本を読み進めるための手助けにはなっても、会話の流れの中では”意味”と”発音”をセットで把握しておかないと滑らかな理解には至らないのです。
そういった意味でも発音は必ず最初の段階から手をつけておきましょう。
自分で正しく発音できる音は正しく聞き取れる
これは間違いない真理です。
つまり、発音を徹底的に最初から勉強することで、日本人が苦手としているスピーキングとリスニングの両方のスキルを劇的に伸ばすことができるということです。
日本語なまりは間違いなくあります。
それが完璧に消えるのはかなり時間がかかることでしょう。
どうしても母国語に伴うクセが出てしまいますからね。
そしてよく耳にするブロークンイングリッシュでもカタカナ英語でも伝わればそれでいいんだ!といったような論調。
確かに伝わったのならコミュニケーションという目的を達成しているかのように思えますが、それが伝わるまでに相手に必要以上に集中して聞くという努力をさせていませんか?
親しい間柄家族や友達恋人であれば、あなたのことを気にかけてくれるのでそれでいいかもしれませんが、いざ対等にコミュニケーションをとって自分の世界を広げていくとなると、相手にエネルギーを無駄に使わせた時点でよほどの魅力があなたにない限り、またこの人と話そう!とは相手も思わないはずです。
そういった意味でも英語の発音を初心者のうちにマスターすることが、自分の理想のイングリッシュスピーカーになる一番の近道なのです。
遠回りのようですが、急がば回れとはよくいったもので、楽して難しいことを避けてしまったから、それまで蓄積した知識をまた上書きしてやり直さないといけない事態になるのは避けたいですよね。
つまり、発音の勉強をないがしろにすることが一番の遠回りだということです。
とはいえ、完璧を求めすぎないのが一番大切
今や英語人口は8.5億人に達しています。
そしてそのうちの60%に当たる5.1億人が実はネイティブではありません。
母国語じゃないから完璧ではない、つまり世界中で5.1億人は英語を間違いまくって使っているということです。
間違いまくってというと語弊がありますね…
文法が完璧じゃないとかは当たり前ですが、発音も本当にいろんな訛りがあってアクセントと呼ばれています。
発音が難しいなあと思ってこちらの記事を読んで下さったのなら、発音と一緒に英語脳を作り上げることを頑張ってみてください。
その英語脳を作る上で僕が一番にオススメしたいのは発想の転換です。
英語を、
記憶するゲーム(単語や文法をいかに正確に覚えられるか)
ではなくて、
アイディアゲーム
として楽しもう!というのが、発送の転換の内容なんですが、わかりにくいと思うので、
具体的にはこちらです。
会話の途中で”消化器”という単語がわかるようでわからないってなって思い出せなくて、
hmmmってなってフリーズ。
初心者の皆さんならよくある場面ですよね。
さてここでさっきのゲームの話に戻ると、
英語を記憶するゲームだと思ってしまっていたら、ここでフリーズしてしまうのも仕方がないでしょう。
それが、英語をアイディアゲームだと転換できたらどうなるか。
Fire stop spray
火 止める 噴射機
ナイスアイディア!
そして
「Fire stop spray?…あー!はいはい!消火器のことね?」
となる確率が、フリーズよりも格段に上がるということです。
英語を英語のまま考える、日本語を介入させない!
これってなかなか1人で矯正できるものではないですよね。
それがたったの20時間で確実に英語脳を作り上げてくれるサービスがあります。
それがこちら
英語に苦手意識があるままなかなか先に進めない方には本当に完璧な英語コーチングです。
まとめ
僕が英語を勉強し始めた理由は、単純に音がかっこいいな!と思ったからというのもあります。
耳触りがいいというか、聞いてて気持ちがいいんです。
発音を最初に徹底的に勉強したのもそのためでした。
何を言っているかわからなくてもいいので、この人の英語かっこいいなあと思うアーティストや俳優がいたらその人のインタビューを聞き流すのは初心者でもできる最高にいい方法ですよ。
後々それがじわじわと効いてきます。