絶対英語が喋れるようになりたいという強い気持ちと、でも何から始めていいのか分からないという本音と、そのどちらも持っていて当たり前です。初心者の時はみんなそうですよ。
そこで今回は、勉強の取っ掛かりとして最高の内容、中学英語を復習することの大切さをお話ししていきます。
中学英語自体、既に一度見聞きしているので、完全に初めての内容ではない点
勉強を始める前からもうハンデをもらってスタートを切れるということです。皆さんも経験があると思いますが、全く知らないことを学ぶのと、一度でも見聞きしたことがあることを学ぶのでは雲泥の差があります。
ただし、だからこそダラダラと時間を使うことがないようにして下さい。
ダラダラ勉強するというのは、自分が中学英語の復習をしている事実を作るだけの行為です。
それに対して意識的に勉強するというのは、テキストならテキストでその日にやったページを確実に思い出していく作業です。
文部科学省のデータによりますと、中学校で教わる英語の授業の平均時間は320時間ということです。これをそう復習するだけで日常会話がスラスラっと進むようになる程度の英語力がつくと考えたら、自分の勉強の道筋もイメージしやすいですよね。
しかも既に教わった内容で320時間分ですし、内容は中学生向けで今はもう皆さん酸いも甘いも噛み分けた大人ですからより効率的に学習できます。
学習指導要領の改訂で中学校で学ぶ英語の単語数は1,600〜1,800語に次期変わる予定ですが、ここで言う中学英語とは、改定前の物を指しているので、単語数で言うと900〜1,200語です。
それでも多いよーと思った方にいいニュースがあります。この900〜1,200語には、
I 私は
you あなたは
car 車
bed ベッド
等の既にもう覚えちゃっているという単語も含まれての900〜1,200語です。
それでも足りない表現があれば、オリジナルで付け加えて行けばいいだけです。
どうですか？やる気になってきたんじゃないでしょうか？
中学英語の文法は宝の宝庫
中学1年生の段階で、
疑問文、否定文、命令文、現在進行形、過去形、名詞の変化や代名詞、あとwhat, why, where, who, when, how辺りを学びます。初心者目線で控えめに言って”楽勝”です。
中学2年生の段階で、
未来形、be going to、助動詞、不定詞、動名詞、there is(are)、比較級、前置詞辺りを学びます。初心者目線で控えめに言って”まあ、いけるわ”です。
中学3年生の段階で、
現在完了形、受動態、関係代名詞、等々この辺りを学びます。初心者目線で控えめに言って”んーやるしかないからやるわ”です。
あくまでも初心者目線の控えめコメントなので、半数以上の方が全て余裕でクリアできる内容です。じゃなきゃ中学生に教えませんよね。
でももう一度思い出して下さい。初心者の皆さんの目的はまずは簡単な英語をペラペラに話すことです。そして中学3年分の英語を復習するだけでそれは可能になるという事実。
そう考えたら、またやる気が上がってきたんじゃないでしょうか？
中学英語で英語への苦手意識を完全克服できる
分厚い英語の文法書とかもありますが、はっきり言ってやる気逆に奪われますよね。あれもやらないと行けないこれも覚えないと行けない、じゃないと英語は話せるようにならない！
それは実は幻想です。
今はできないかもしれませんが、中学英語を復習すれば英語が本当にペラペラになっている自分を具体的にイメージができるようになります。イメージができるイコール実現可能で、その夢と現実の架け橋になるのが努力、つまり学習です。
簡単な英語だけでも上手に扱えるようになることで、本当にペラペラになっている自分を想像しやすくなるんです。
これはかなり大きいブレイクスルーで、つまり今何から始めたらいいかなー？という段階の初心者の皆さんの最大の問題点は(僕もそうでしたが)、英語を喋っている自分がイメージできないという1点に尽きます。
そしてここでも申し訳ないぐらい強調させていただきたいのが、「継続こそが力なり」です。
中学英語を復習する過程で、毎週末にがっつりまとめて5時間勉強するぞ！よりも、毎日20〜30分でも勉強するぞの方が、トータルで言うと少ない勉強時間なのに定着は早くて効率的なんです。
そうやって英語に慣れ親しむことが何よりも今、初心者の皆さんが定着させるべき行動です。その先に開ける世界が必ずあります。
20〜30分でもかなり重荷に感じる人もいることでしょう。それならテキスト1ページだけでも構いません。そのページに書いてある文法を頭に入れることと、わからない単語があったら意味を調べることと、10分もかからないのではないでしょうか。
大事なことは、自分のやる気に対して重すぎる量の学習料を設定しないことです。
小さな成功を積み重ねれば、いつしか毎日英語を勉強することが日課になっていて、
それがさらに積み重なれば、いつしか英語を学ぶのが大好きになっていて、
それがさらに積み重なれば、簡単な英語が話せるようになっていて、
それがさらに積み重なれば、英語で話すのが楽しくなっていて、
それがさらに積み重なれば…
勘のいいみなさんならもうお分かりでしょう。英語に魔法はありません。蓄積です。
でもマイペースでいいんですよ。人と比べないで下さいね。
人には人のペースがあります。
そうやって、英語というツールを通して自己実現していくのを大きく助けてくれるのが、
中学英語なんです。
まとめ
英語初心者にとって中学英語の大切さを理解していただけたでしょうか？
読書と同じで、読んで終わりでは意味がありません。読んで理解したら自分の人生に活かして初めて自分の血となり肉となっていくのです。
一緒に頑張っていきましょう！
