何事もスキルを習得するのにはそれなりの時間がかかるものですが、日本人にとっての英語はなかなか厄介というか、簡単にできたら今頃みんな話せますよね。
今回は新年を迎えて今年こそは英語だ!と意気込んでいる方々も多いと思うので、巷に溢れた効率のいい勉強法だとか、リスニングとスピーキングのバランスが大事だとか、それ以前の本質的な最も重要なマインドセットをもう一度一緒に確認しておきましょう。
なぜ?一体全体なぜ英語を話せるようになりたいのか?
ここ。死ぬほど重要です。
これからはグローバル社会だからとか、英語が話せれば今以上に得することだらけだからとか、表面的な理由をこじつけて英語を始めても、日常会話ぐらいならそんなに時間はかからずに話せるようになるかもしれませんが、長く続きません。
ちなみに最初の頃の僕の場合は、やっぱりブロンドの女性に憧れていた部分はあります。それこそ表面的なこじつけじゃないかって?いえいえこれはかなりエネルギーの高い理由でしたよ振り返ってみれば。
本能と英語がリンクするわけですから、例え英語学習で辛いなあ…めんどくさいなあと思う時があっても、いや英語話せないと夢は叶わない!と恐らく無意識にモチベーションをあげてくれていたような気がします(笑)
それと同時に、というかもっと深いところで、これは美談に聞こえるかもしれないのですが、なーんか昔から世界で活躍するぞ!という揺るぎない決心がありました。
中学3年の時に立志式というのがあって、15歳だから将来のことを見据えて志を立てようという学校の行事なのですが、今見返してもちゃんと英語を匂わせることが書いてありました。
そうこうしていくうちに、やがて僕も大人になり、この当時よりもよりビジョンが明確になっていったわけです。
そのビジョンを体現するためには、英語が必要不可欠だという逆算に次ぐ逆算に次ぐ逆算。
これどこか違う記事でもご紹介したかもしれませんが、ボタンをテーブルの上に立ててくださーいという実験があって、
グループAには、そのままボタンをテーブルの上に立ててくださーいとだけ伝え
グループBには、ボタンをテーブルの上に立てて、その立ったボタンの穴に糸を通してくださーいと伝え
心理的な実験を行なったところ、もうお察しの通りグループBの方がボタンを立てる確率が高かったというものです。
あくまでも英語習得を過程に据える。
それは何故か。僕には私にはこんな大きなビジョンがあって、それを叶えるためには英語はどうしても必要なんだ!
というマインドセットが無敵だからです。
限られた人生の時間の中で何に時間を割くか
これもまた同じぐらい重要なマインドセットなのですが、人間というのは僕も含めて本当に欲張りなもので、あれもこれもぜーんぶやりたい叶えたい欲しい逃したくない!という奥底の気持ちがありますよね。
もし、英語ということに本気で向き合うのならば、一度全てを諦める。
これはちょっと捉え方次第では極端すぎる話に聞こえるかもしれませんが、でも読んで字の如くなんです。
今まで色々なことに挑戦して、その度に成長もして失敗もして、その挑戦はことごとくスキルに変わって今の皆さんを形作っていることと思います。
ただ、英語というのはこれまでの挑戦が中ボスだったとしたら、ほんとラスボスぐらいの感じで挑みたいところです。
もちろん中ボス設定のままで行くこともできますよ!日常会話程度でいいのならばそれはそれで構いません。
なので、あれもこれも!の中の一つであっては限られたエネルギーが散漫になってしまうので、総力戦でガンガンいこうぜ!ということです。
何故か?
ゆるーくいってたらこう思う時が必ずきます。
「あれ?もしかしたら英語無理かも」と。
そうなってメンタルを保てればいいんですが、大抵の人はそのネガティブに押しつぶされてしまいます。
そうならないためにも、仕事と恋愛と英語とぐらいにしとかないと大変です。
仕事は生きて行くためにお金が必要ですから捨てられませんね。
恋愛も息抜きにいいでしょう。最高なのは外人と付き合うことですが。
あと残った時間を何に打ち込むのか、そこに英語と英語以外の何かを入れちゃうのか入れちゃわないのか。
ここがかなり大事です。
知識と技術は全く違うものであると理解する
ごめんなさい写真ちょっと怖いですね(笑)
これは上2つのマインドセットと同時に持っておきたい理解しておきたい最重要項目です。
これを理解していないと、TOEIC満点だけど会話全くできませんという事態になりかねません。
インプットとアウトプットのバランス。
これが英会話を成立させます。
インプットだけするのは簡単です。何故なら「対自分」だから。
アウトプットは基本的には「対ヒト」になります。
感情が関係してきて邪魔するんですねー本当に。ロボットならそうもならないかもしれませんが、まだそんなに技術も大したことないですし一般に降りてきてるAIごときでは。
例えば、that makes sense(なるほどね)という表現を勉強して覚えたとします。
これで往路が開通です。相手が自分の話を聞いて”hmmm, that makes sense”と言ったのが聞き取れたなら、おお!ちゃんと理解してもらえる英語を組み立てられた!と自信になるでしょう。それでもまだ往路だけしか開通していません。
誰かと会話していて、ハーン!なるほどね!と思ったら”that makes sense!”と感情を込めて相手に間髪入れずに伝えるわけです。これでやっと復路まで通ったので高速道路開通式が挙行できる状態に持ってこれたと言えるでしょう。
開通後は、”that makes sense”は自由に行き来できます。
ここまで見てもわかるように、一つ表現を覚えてもそれは会話の中でのほんの一瞬の出来事なので、ペラペラと話すのにいかに努力が必要かがわかります。数えきれないほどの開通式を体験しないとならないのです。
昨日覚えたての”that makes sense”を上手に使えたからと言って褒めてもらえるものではありません。開通式をするたびに自分でたっぷり褒めてあげましょう。
ただ、オンライン英会話となると、例えば
「昨日、”that makes sense”を覚えたから、それを使う場面をたくさん練習したい」
というようなリクエストにも答えてくれます。
むしろ先生たちはそう言った自発的なリクエスト大歓迎なんです。
何故かって、英語に対して自発的な態度が見えないと、先生たちも教えていてつまんないからです。
インプット(往路)とアウトプット(復路)の開通。そのいくつもの積み重ねが束になってやがて日常英会話という自動車道になり、さらに継続して広げて行くことでやがては英語ペラペラという巨大道路網になって行くのです。
…あれそんなに上手くなかったですね例え。
まとめ
今回はマインドセットの話だったのでちょっと熱くなっちゃいました。
でも安心してください!みんな最初は話せなかったんですから。
僕は私は英語を話せるようになりますか?って聞かれたら間違いなく話せるようになります!って答えます。
2020年こそ、英語を自分の納得いくレベルまで持っていきましょう!
応援してます!